サーマルリサイクル事業

AXIS

サーマル・リサイクルとは


廃棄物を単に焼却処理するだけではなく、焼却の際に発生するエネルギーを回収・再利用することを目的として考えられた仕組みです。

弊社では、廃棄物固形燃料化(RDF、RPF)の設備を有し、マテリアルリサイクルが困難な廃プラスチック類、木くず、紙くず、繊維くずを主原料とした固形燃料を生成しております。

RPF固形燃料は石炭などの化石燃料の代替燃料として、主に製紙会社などのボイラー用燃料として使用されております。近年では農業や温泉施設などでも使用されるようになりました。

作業動画

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廃プラスチック類、木くず、紙くず、繊維くずが主原料

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丸い筒形状のものが生成された燃料です
たばこの箱で大きさを比較してみました

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RPF(廃棄物固形燃料化)のメリット

品質が安定し、異物や塩素含有物などの不純物が少ないため、燃焼時のボイラーへ与える影響が少なく、ダイオキシンの発生なども少ない。

また、燃焼中に発生する二酸化炭素や、燃焼後に発生する灰も石炭などの化石燃料に比べ約3分の一程度と言われており、埋め立て地などの延命にもつながる環境に配慮したやさしい燃料である。

弊社の成型機はフラットダイス方式を採用しており、リングダイス方式やスクリュー方式と比べて低い温度で成型できるので、保管時に火種になりにくいRPFが成形可能である。

 また、低い温度でRPF成形が可能なため、ダイスの冷却は空冷方式となっている。

そのため水蒸気の発生が極めて少なく、排水設備も不要である。水を使わず成形することで臭いの発生も極めて少なくなっている。

弊社では「RPF固形燃料化原料受入基準書」に基づき受入選別した廃棄物を原料としているため、異物などの混入がなく安定した品質の燃料となっている。

各製紙会社の受入基準に合わせ原料の配合を調整することで発熱量の調整が可能である。また、配合を調整することで石炭同等の発熱量を有するため、化石燃料の代替えとして使用が可能である。

RPF固形燃料は破砕後、成型機にて圧縮成型するため密度が高く、貯蔵性・輸送性に優れているため、保管や輸送効率の向上に優れている。

また、RPF固形燃料は一般的に石炭などの化石燃料に比べ約3分の一程度の価格と言われており、化石燃料の使用量を減らす再生可能エネルギーである。