空き家の雑草処理や庭の手入れ、どの業者に頼む?

2022年7月7日

空き家の外構部分、特に庭や雑草といった管理を怠ると、前述したさまざまなリスクを近隣住人に与えてしまいます。

そこで、雑草の処理や庭の手入れを専門業者に頼みたいのですが、どこに頼めばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?

ここからは、依頼できる業者の概要や費用面について解説します。

園芸の業者

最も専門的で庭木の手入れを専門的な視点から行うのが園芸業者です。

植木屋さんと呼ばれることも多いのですが、植栽や庭の手入れにかけては専門性が高いプロフェッショナル。

庭に植えている植木に専門的な手入れが必要な場合や、植木の種類が多くきれいに整えたい場合は、園芸の専門業者に依頼するのがおすすめです。

しかし費用面は、他の業者と比較しても若干割高にはなります。

除草作業で10,000円程度を見込んでおきましょう。

なんでも屋

依頼に対して基本的に断らない、なんでも屋さんも依頼の対象となります。

なんでも屋さんは、見栄えも含めた庭の手入れを行います。

ただし、植栽の専門家ではありませんので、園芸業者程が行うレベルの庭の手入れは難しいかもしれません。

もし他にも空き家に関する対応をお願いしたいものがあるときには一気に依頼できるので便利です。

基本的には時間単位での報酬となりますので広さや、かかる時間によって異なります。

しかし、園芸業者と比較すると割安な場合が多く、およそ1人当たり1時間3,000円程度で引き受けているのが一般的です。

1人で2時間程度であれば7,000円前後の費用を見ておきましょう。

シルバー人材センター

自治体では、高齢者が就労できるようにシルバー人材センターを設置しています。

65歳以上の高齢者が、色々な作業を請け負いますが、庭の手入れや雑草処理なども含まれているのです。

こちらも園芸の専門家ではありませんので、見栄えを気にする人は少し費用が高くなりますが園芸業者をおすすめします。

とはいえ、仕事の内容は決して雑ではありません。

処理することがメインとはなりますが、丁寧で満足のいく仕上がりに期待が持てるのではないでしょうか。

費用は、1日単位での請求となりますので、短時間で終わる作業に関しては、なんでも屋さんの方が割安かもしれません。

しかし、非常に庭の範囲が広く、除草自体も多いものであるならば、1日5,000円程度で作業を行いますので、依頼する場所の作業量によって選択するのも効果的です。

空き家管理サービス

近年増加する空き家問題に対し、不動産会社が新たなサービスとして提供しているのが空き家管理サービスです。

なかなか空き家に出向けない所有者に代わって空き家の換気や修繕個所のチェックを行い、定期的に報告しています。

その際、簡易的な除草などを行うサービスも請け負っている会社もあり、別料金にはなりますが庭の手入れと除草を依頼することが可能です。

空き家管理サービスの際に合わせて依頼するメリットは、空き家の状況をよく知っているといった点が挙げられます。

適切な対応に期待ができますので、所有者の希望に沿った庭や雑草の管理が最もできやすいでしょう。

しかし、庭の手入れなどの依頼は、業者さんに外注しますので、費用的には園芸業者とあまり変わらないかもしれません。