空き家の庭の手入れ方法・雑草の手入れを怠るリスクと対処法

2022年7月6日

空き家を所有している場合、その空き家を管理しなければいけません。

管理しているかどうかを判断する際、一目でわかるのが庭の状況。

きちんと管理されている空き家ならば、庭の草取りが定期的に行われ、手入れもしっかりと行われています。

逆に管理がされていない空き家は、庭の樹木は伸び放題、雑草も生え放題といった状況で、誰も住んでいないことが一目でわかるような状態です。

では空き家において、雑草や庭の手入れを怠った場合にはどのようなリスクが生じるのでしょうか?

また、雑草の処理方法や管理に困っている場合の対処方法には、どのようなものがあるのでしょうか?

この記事では、空き家における庭の手入れについて解説します。

空き家の雑草や庭の手入れを怠るリスクとは?

空き家の雑草や庭の手入れを怠っていると、どのようなリスクがあるのでしょうか?

ここからは、空き家における外構部分の管理不十分で巻き起こるリスクについて解説します。

近隣住民への迷惑

庭の雑草や植木が伸び放題となると、隣の敷地内へ雑草や植木が入り込む可能性があります。

隣の敷地内に植木が入り込み、落ち葉や樹液が落ちて隣の住人が掃除しななければいけない事態にもなりかねません。

特に心配な点が、隣の駐車場スペースに植木が入ってきた場合です。

樹液が車に落ち、車に樹液がこびりついてしまうことがあります。樹液は簡単に拭き取っただけではなかなか落ちません。

そうなると車の塗装にもダメージを負わせてしまいます。

このような被害を隣の住人が受けてしまうことになるのです。

また、木が伸び切ってしまい隣接する道路の視界を妨げてしまうことも考えられます。

道路の視界が悪く、交通事故が起こってしまうリスクも増えてしまいます。

庭も含む外構部分の管理不十分は、近隣住人へ悪影響となることが非常に多いといえるのです。

放火など火災の恐れ

最も恐ろしいリスクとして挙げられるのが火災リスクです。

庭の雑草が伸び放題になってしまうと、庭の草が枯れ、火元に十分注意しなければいけない状態になってしまいます。

万が一タバコのポイ捨てなどにより、庭の伸びきった枯草に引火してしまうと、空き家全体に火が燃え広がり大きな火災になりかねません。

また、外構部分が荒れ果てて雑草が伸び放題となっていると、放火される可能性も考えられます。

ちょっと火を点けられただけで、前述したように引火しやすい枯草が多く、空き家全体に火災が燃え広がってしまいます。

隣の住宅への延焼の可能性もあり、大きな被害になってしまうことも。

火災の発生は、非常に大きなリスクといえるでしょう。

害獣の発生

外構部分の庭が伸び放題で管理不十分だと、害虫や害獣の発生も気になる点として挙げられます。

まず、夏場においてハチの発生が近隣住民にとって最も怖い害虫ではないでしょうか。

ハチが飛来している場所には当然ながらあまり近寄りたくはありません。

更に、自分の敷地に飛んできて刺される可能性も高くなってしまいますので、非常にリスクが大きいです。

また、管理されていない空き家だと一目でわかってしまうと、ゴミを不法投棄される可能性も考えられます。

そうなると野犬や野良猫といった動物や、ネズミなどといった害獣が発生してしまうかもしれません。

野犬などが発生し住み着いてしまうと、近隣住人を襲う可能性も考えられます。

また野良猫がゴミを荒らし、悪臭を撒き散らしてしまうかもしれません。

近隣住人にとっては非常に迷惑な話で、絶対に起こってほしくない事例です。